社会人が手帳を使うのは、学生とは違います。
学生のニーズは比較的シンプルです。授業のスケジュール、宿題、試験。社会人が直面する状況ははるかに複雑です――仕事の記録、会議メモ、プロジェクトの進捗、出張の手配、通勤の行き帰り、自己成長の目標……。
今日は、社会人がどう日記アプリを選ぶべきかを考えてみます。
社会人の日記ニーズは何が違う?
時間が断片化している
学生はどんなに忙しくても、少なくとも夏休みや冬休みがあり、生活リズムも比較的固定されています。社会人の時間は断片化しています――会議の合間、通勤中、昼休み、寝る前のわずかな時間。
つまり、日記アプリはスマホで使いやすい必要があります。パソコン版がどれだけきれいでも、スマホで動作が重かったり機能が欠けていたりしたら、社会人には使いものになりません。
記録する内容がより複雑
学生の日記は主に「今日何をしたか」で済みます。社会人は考えることがもっと多いです。仕事の進捗、その日の気分、日常のちょっとした出来事、長期の目標。
つまり、多面的に記録できる力が必要です。日記を書くだけでなく、タスク管理や時間の記録といった機能も、あると助かります。
プライバシーへの要求がより高い
学生の日記は、せいぜい親に見られる程度です。社会人の日記は違います。仕事の内容、顧客の情報、正直な感情……誰にも気軽に見せていいものではありません。
つまり、信頼できるプライバシー保護が必要です。アプリ自体が安全であることはもちろん、パスワードロックや生体認証があると安心です。
手帳缶詰
手帳缶詰は、社会人ならまず候補に挙げたいアプリです。
モバイルでの体験がとてもスムーズです。スマホでの見た目はNotionよりはるかに快適で、操作の流れもスマホの使用場面に合っています。テンプレートセンターの内容も実用的で、夜の日記、週間計画、プロジェクト管理など、社会人がよく使うものが揃っています。
私が気に入っているのは、ブロック編集に対応しているのに画面が温かいことです。Notionのように冷たくなく、整然としたオフィスのようではない。手帳缶詰を開くと、日差しの下に広げた机に座って何か書きたくなる、そんな感覚があります。
プライバシー面ではパスワードロック機能があります。設定しておけば、アプリを開くたびに認証が求められるので、人にスマホを貸すときも安心です。
仕事と生活をひとつにまとめて記録したい人には、検討する価値があると思います。
スマホ標準のメモ
そうそう、スマホに最初から入っているメモも、れっきとした選択肢です。
最大のメリットは学習コストがゼロなこと。開いてすぐ書けます。同期も速く、iOSでもAndroidでも使え、データはクラウドに保存されるので紛失の心配もありません。
欠点は、機能が素朴すぎること。テンプレートもタグも、それ以上の仕組みもありません。純粋に文字を書くだけなら十分ですが、少しでも仕組みが欲しくなると足りなくなります。
向いている人:アプリをあれこれ試したくなくて、基本的な記録ができれば十分な人。
时光相册(時のアルバム)
これは比較的ニッチなアプリですが、発想が面白いと思います。
コンセプトは「写真で日記を書く」。毎日数枚の写真をアップロードして、短い文章を添える。アプリが自動で時間順に整理して、一冊の写真日記にしてくれます。
社会人にとって、これはなかなか実用的です。文章で説明するより写真のほうが伝わることは多い。美味しいものを食べた、初めて行った場所、会社の午後のお茶――写真を一枚置いて数行添えるだけで、その日の記録になります。
ただ、文章を書く部分はあまり強くありません。文章中心で記録したい人には向いていません。
ブロックノート/オールインワン系ノート
機能への要求が高いなら、この系統のアプリも視野に入ります。
共通する特徴は、機能が豊富なのに複雑すぎないこと。ブロック編集、アウトライン、タグ管理、テンプレートがひと通り揃っていて、大量の情報を管理する必要がある社会人に向いています。
欠点は、純粋な日記アプリより学習コストが少し高いこと。使い始めに、いろいろ調べる時間がかかるかもしれません。
手帳缶詰は、ある意味でこの系統でもあります。ブロック編集の柔軟さを持ちながら、手帳らしい温かい見た目をしている。機能をいじり回すのは好きじゃないけど、ある程度の拡張性は欲しい人にとっては、中間的な選択になります。
どう選ぶ?
シンプルにまとめます。
温かくてきれい、仕事も生活も → 手帳缶詰 新しいアプリは入れたくない → 標準のメモ 写真で記録したい → 时光相册 機能が豊富で、使い込んでもいい → ブロックノート系
私のおすすめは、まず自分が何をいちばん重視するかをはっきりさせてから選ぶ、です。
社会人の時間は貴重なので、アプリ選びに丸一日かけるのはもったいない。目に留まったものを一つ選んで、まず使い始めてみる。しばらく使って合わなければ、変えればいいと思います。
完璧なアプリが現れるのを待ってから始める必要はありません。ツールは使うためにあるもので、飾るためにあるものではありません。
記録を始めることが、何よりも重要です。
なお、このガイドの英語版 best diary apps for office workers も用意しています。また、朝のスキマ時間に日記を書くという発想については、朝活で日記を書く方法でもう少し詳しく書きました。



