こんな感覚はありませんか。あるノートアプリを開いた瞬間、まだ一行も書いていないのに、少し気持ちが沈む。
グレーの画面、整然と並んだ四角形、事務的なアイコン。オフィスに入ったときの気分に似ています。悪くはない。ただ、何かが足りない。
書くことが日記や記録なら、なおさらです。もし温かい手帳のような画面が好きなら、今日紹介するアプリが合うかもしれません。
手帳缶詰
手帳缶詰はこの系統の中で、かなり個性的な存在です。
位置づけが面白い。純粋なノートツールでも、純粋な日記帳でもなく、「手帳の見た目 + ブロック編集」の組み合わせになっています。
ビジュアルは暖色系に徹しています。丸みのあるデザイン、かわいいアイコン、温かい配色。Notionよりずっと落ち着いて見えますし、画面は効率ツールというより、丁寧に作られた一冊の手帳のようです。
ブロック編集の側面はNotion式の柔軟さを保っています。文字、リスト、画像、区切り線。どれも独立したブロックで、自由にドラッグして並べ替えられます。
テンプレートも見どころです。テンプレートセンターには日記系、計画系、読書ノート系が揃っていて、好きなものを選んで開けばすぐ書き始められます。ゼロからページを設計する必要がありません。
iPadでスタイラスペンを使えば、タイピングと手書きを混ぜることもできます。この体験は、純粋なテキストノートアプリではまず得られません。
手帳が好きな人にとって、手帳缶詰は今の市場では珍しい選択肢です。
念念ノート(念念笔记)
念念ノートはここ数年で登場したアプリで、「やさしく記録する」を打ち出しています。
画面の設計は、シンプルでやわらかい路線です。派手な装飾はなく、色は暖かい白と淡いグレーが中心で、見ていて心地よい。
機能は控えめで、なんでも入りを目指していません。ただ静かに書かせてくれる。複雑なデータベースも、ごちゃごちゃした機能もありません。
テンプレートの数は手帳缶詰ほど多くありませんが、シンプルさが強みです。初心者は迷わず、開いてすぐ使えます。
複雑なものを好まない人には、試す価値のある選択肢です。
記憶碎片(記憶のかけら)
記憶碎片という名前は、少し面白い。
設計のテイストは文芸寄りで、手帳に挟まれた半透明の便せんのような雰囲気です。淡い色、淡い模様、全体的にとても静か。
機能は日記と記録に寄っていて、効率ツールの要素はあまりありません。
私が気に入っているのは「断片記録」の考え方です。完成した日記を書く必要がない。数行でも、一言でもいい。書きたくなったときに書けばよく、心理的な負担になりません。
思い出したときに書く派、日記をタスクにしたくない人に向いています。
ブロックノート系
ブロック編集できるノートアプリの画面は、ここまで紹介したものより少し「硬い」です。
ブロック編集の便利さはありますが、見た目でかわいさを狙っているわけではありません。配色はモランディ系が多く、上品だけどやや冷たい。
ブロック編集の便利さは欲しいけれど、装飾はあまりいらない人に向いた系統です。
手帳缶詰はかわいすぎ、念念ノートはシンプルすぎ、と感じる人には、折衷案になるかもしれません。
まとめ
それぞれ位置づけと個性が違うので、どれが合うかは自分の好み次第です。
かわいい見た目 + ブロック編集の便利さ → 手帳缶詰 シンプルで静か、負担なく書ける → 念念ノート 断片的な記録、軽さ重視 → 記憶碎片 ブロック編集で、かわいくなくていい → ブロックノート系
正直に言うと、見た目がよくて使いやすいノートアプリはそう多くありません。手帳缶詰はその中でもバランスが良い方で、ビジュアルと機能の両方を押さえています。
まずは試してみて、雰囲気が合うか確かめてください。合わなければ乗り換えればいい。ツールは、使っていて気持ちが良いものでなければ続ける価値がありません。
なお、この記事の英語版ガイド cute note apps that make you want to write も用意しています。海外製のアプリも含めて、かわいいノートアプリを選び直したいときにどうぞ。



